初代 PC-8801 の N88-BASIC で作成した、プログラミング覚えたての頃のショボイゲームを、そのまま HSP で移植して再現してみようじゃないか!というプロジェクト。
前回まででかなりゲームらしい状態まで作ることができたので、今回はさらにイベント処理などを作り進め、バトル以外の部分を一通り完成させてしまおうと思います。
ここさえ完成させれば、あとはもう1つのメインとも言えるバトルのプログラムを残すのみ!
いよいよ完成が近付いてきました~♪
イベント処理スクリプトを改良
前回とりあえず完成させたイベント処理用スクリプト処理。
今回はそのスクリプト処理へ大幅に機能を追加し、フラグ分岐なども行えるようにしました。
まあ、このゲーム自体がとてもシンプルな構成なので、やれることは単純なものばかりですけど😅
N88-BASIC版でダラダラと同じようなことばかりを書いていたメインプログラムは、このスクリプトを用意することでかなり削ることができました♪
ちなみに先ほどの写真で紹介したイベントの、実際のゲーム画面はこちら。
岩に触れるとイベント47がスタート。フラグ20番が立っていればイベント63へ、そうでなければイベント64を実行します。
このフラグ20番はアイテム「バクダン」を持っているかどうかなので、まだ持っていないこの状態ではイベント64に飛び、上写真のようになるという感じです。
逆にバクダンを持っている場合はイベント63に飛び、メッセージを表示後にフラグ47番を立てます。
フラグの立っているイベントはマップ上には表示されない形になっているため、マップを再描画すると岩は消滅するというわけです😄
画像パーツと新機能を追加
次は新しい画像パーツの作成。次回から作り始めるバトルシーンで利用するモンスター画像のファイルです。
とはいえ、このゲームで姿が表示されるのはボスキャラのみなので、全部で5体のボスキャラ画像と、ザコ敵用の「?」画像を加えた6体分のみ。
ボス画像1体のサイズは 38×46ドットで、それを横に6体分並べた PNGファイルを作成して準備完了~♪
白黒ディスプレイを再現!
今回、初代PC-8801でプログラミングしていた時のことを思い出す、白黒画面モードというのも追加してみました。
単純にモノクロ化したパーツ画像と入れ替えて表示するというものですが、これがまたなかなかいい感じになってくれました😄
メイン画面で [M] キーを押す度に、モノクロモードとカラーモードが交互に切り替わるようにしました。
実際にモノクロモードに切り替えてみると…
こんな感じになります。昔はこんな感じの白黒画面で作ったこのゲーム。カラーのイメージなんて湧くわけもなく、単純に見やすい濃淡で描いてました😅
ブラウン管ディスプレイだったので、これよりもさらにボンヤリした感じで見づらかったですけどね💦
このゲームに関してはこの画面の方が逆に見やすかったりして。
セーブ&ロード機能はパワーアップ
最後に作ったのは、RPGには欠かせないセーブ&ロード機能。
BASIC版ではセーブファイルは1つだったので、新規スタートしてしまうと最初からやり直しになってしまうという、かなりひどいものでした。
今回はその欠点を解消するため、セーブファイルを3つに拡張!それに伴い、プログラムも若干改良しました。
といってもHSPへ移植する時点でかなり書き方を変えてきているので、ほぼ新しく作ったようなものですが。
さらに原作にはバグもあり、全てのフラグが正しく保存されていない!なんてことも😅 もちろんそれらも全て修正されました。
ファイル数を増やしたことで、今度タイトル画面のプログラムを若干修正する必要がありますが、大した作業ではないので問題ナシ!
やはり最低でも3つはセーブできないと遊びにくいですからねぇ。
次回はいよいよバトルシーン作成!
ここまでの段階で、バトル以外の全てのイベント処理は完成!ラスボスまでたどり着くことが可能になりました。
本当はフォントも PC-88 と同じくしたいのですが、かなりの手間がかかりそうなのでパスしま~す😅 いつか再現してみたいけど。
現段階の動作を動画で
今回作った部分を短い動画でアップしたので、ぜひ再生してみてくださいね♪
ロード機能のテストとモノクロ表示機能の切り替えデモが見られます。
といったところで今回はここまで!
次回はバトルシーンの作成に入ります。どうぞお楽しみに♪
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