今回はかなり久々のパソコン関連雑談。先日お仕事として作業した、古いパソコンのリニューアル&パワーアップのレポートです。
自分のPCでもOSとアプリケーション用のドライブとして使っていますが、普通のハードディスクからSSDに替えるだけで超快適になりますよ。
8年前のPCを快適に蘇らせる大作戦!
今回大幅なリニューアルとパワーアップを行うパソコンがこちら。2011年に『ドスパラ 』で購入したデスクトップPC「Prime Magnate IM」です。簡単にスペックをまとめるとこんな感じ。
OS | Windows 7 Home Premium |
マザーボード | ASRock H67M-GE/THW (H67 1155 DDR3 mATX V2) |
CPU | Intel Core i5-2400 (1155/3.10/6M/C4/T4) |
メモリ | DDR3 PC3-10600 8GB (Samsung 4GB×2) |
HDD | HITACHI HDS721050CLA362 (SATA2 500GB 16MB) |
ドライブ | LG GH24NS70BL3 Bulk (SATA/ブラック) |
購入当時は十分に速い構成のPCでしたが、年数とともにハードディスクへのアクセススピードも低下。何度かリカバリ作業することで保ってきましたが、いよいよもって限界の遅さに😓
幸いマザーボードが SATA3 6Gb/s に対応していたため、これならSSD(Solid State Drive)に換装してあげれば復活するのでは?と考えました。
ドスパラでSSD・OS・取付用パーツを購入
そこで、現地からPCを預かってきたその足でドスパラの店舗まで移動。設置に必要なパーツと新たにSSDへ導入する Windows 10 Home のDSP版を購入することにしました。
こちらが Windows 10 Home 64bit のDSP版。単品では購入することができず、HDDやSSDなどと一緒に買うことができるもので、通常版よりも少しだけ安く手に入りますよ。
ということで、今回買ってきたパーツとOSは以下の通り。
SSD | Crucial MX500 CT250MX500SSD1JP (SATA3 250GB) |
ケーブル | オウルテック OWL-SATASS5-RD (ストレート-ストレート50cmレッド) |
ブラケット | オウルテック OWLBRKT04(B) (2.5”→3.5”変換ブラケット 黒) |
OS | MS Windows 10 Home 64bit 日本語(DSP) |
全部で約24,000円でした。SSD単体は約6,400円。ケーブルとブラケットを入れても8,000円に届かない値段なので、かなり安く手に入って大満足😄
いよいよ取り付け作業開始!
必要なパーツも揃ったところで、次はPC内部への取り付け作業を行います。長年蓄積した埃を掃除し、ある程度キレイになった段階で作業スタート!
取り付けるパーツの準備
まずはブラケットにSSDを取り付ける作業から開始。こんなに小さくて薄い物に 250GB もの大容量を保存できるなんて、すごい時代になったものです。
PCケースのサイドパネルを外しましたよ。初期構成のままで何も増設などしていないため、中身は至ってシンプルですね。
SATA3ソケットへSSDを接続
このPCのマザーボードは、メモリスロットの近くに SATA3 のソケットがあったので、そこの 0番ソケット「SATA3_0」に今回購入してきた SATA3ケーブルの片側を差し込みます。
SSDを乗せたブラケットは、現在ハードディスクが固定されている場所の隣に設置させました。あとは SSD背面のソケットに先ほどのケーブルの反対側、そして電源ケーブルを差し込めば完成です。
昔と違ってこういったディスクの接続も簡単になりましたよね😊 これで内部の取り付けは終了なので、ケースを元に戻しま~す♪
まずは現在のOSでベンチマーク!
SSDにインストールを始める前に、現在使っている Windows 7を起動させて、ハードディスクのスピードをベンチマークしてみることにしました。
使用するソフトは、ディスクのベンチマークでは定番の「CrystalDiskMark」です。今回は、見た目がかわいらしい「Shizuku Edition」を使わせていただきましたよ。
こちらが、SATA2 のハードディスクで行ったベンチマーク結果。
Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
Seq Q32T1 | 138.0 | 133.3 |
4KiB Q8T8 | 1.024 | 1.153 |
4KiB Q32T1 | 0.996 | 1.168 |
4Kib Q1T1 | 0.557 | 1.174 |
遅すぎるっ!!😭
これじゃ確かにストレスも溜まるなぁ。ちなみ、PCの電源を投入後、ディスクを読み込み始めてからログイン画面が出るまでが約40秒、そこからOSの読み込みが終了するまでが30秒ほどかかりました💦
今回は OSも Windows 10に変わるので、大幅なスピードアップが期待できます。それでは、次はその Windows 10を準備することにしましょう。
プロダクトIDを準備する
Windows 10 DSP版 のパッケージに付属しているプロダクトIDのシール。「Microsoft」と書かれた銀色の部分を、10円玉で力を入れずに軽くこすってあげると、きれいに剥がれて下に書かれているIDが見えてきます。
注意!! 絶対に力を入れて削らないように!
間違って IDの印字が削れてしまっても再発行はできませんよ! スクラッチくじとは違うので😅 ゆっくり慎重にこすってあげてくださいね。
Windows 10のインストールは簡単
プロダクトIDの準備ができたら、あとはWindows 10のDVDからPCを起動させて普通にインストールするだけで完了です。途中でIDを入力する画面が出るので、指示に従って入力してあげてください。
えっ?ハードウェアが対応していない!?
余談ですが、Windows 7の段階で一応互換性チェックを走らせてみました。すると、「お使いのハードウェアはWindows 10に対応しておりません」的なメッセージが表示されているではないか!
そんなバカな!と結果をよく見てみると、どうやらCPU内蔵のグラフィック機能が原因らしく、かなり不安になってしまいました😓
確かにインテルのホームページで調べても、該当するCPU用の Windows 10用ドライバは見当たりません。うわ~大丈夫か、これ💦
インストール中は解像度がおかしいままでしたが、インターネットに接続されて自動でアップデートされ始めると途中で画面に変化が!
解像度もフルHDサイズに自動調整され、さっきまでカクカクだったグラフィック描画が突然スムーズになりました。もしや無事更新されたか!?
Windows 10起動後、気になってすぐにデバイスマネージャを開いてみたところ、きちんと対応するドライバがインストールされていました。いや~ホントこればかりは焦りました😅 グラボまで必要になるところだったぁ。
最後にSSDのベンチマーク!
無事にOSもインストールされ、めちゃめちゃ起動が速くなったこのPC。最後はベンチマークでどんな数字を叩き出すのか、いざ検証開始!!
数字が凄すぎ!😲
Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
Seq Q32T1 | 554.5 (138.0) | 511.1 (133.3) |
4KiB Q8T8 | 406.7 (1.024) | 359.0 (1.153) |
4KiB Q32T1 | 208.9 (0.996) | 194.9 (1.168) |
4Kib Q1T1 | 32.65 (0.557) | 55.17 (1.174) |
(カッコ内の数字は ハードディスクのベンチマーク結果です)
なんじゃこりゃぁ~! 数字が違いすぎる~😅💦 爆速ですな♪
実際、ログインまでの時間は 10秒未満、そこから起動完了までが 5秒未満というスピードになりました。全くストレスの無い速さ!感動モノですね😆
古いハードディスクを SSDに換装するだけで、ちょっと前のPCでも大幅に速くなるということが実証できました。これでまたしばらくは快適なパソコンとして使うことができるでしょう。
8年前のPCを快適に蘇らせる大作戦は、見事に大成功となりました!なお、従来のハードディスクはバックアップ用にそのまま使っていますよ~😄
最後に、今回換装したSSDのリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
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