今回はプレイ日記番外編!以前修理した物とは別のディスクシステム本体を分解し、ボロボロに切れてしまったベルトの交換&ヘッド位置調整の様子をお届けします。
先日修理したものは後から購入した中古品ですが、今回修理するものは20年以上前に購入した完全なデッドストック状態のもの。
前回のドライブを修理後に今回のドライブを引っ張り出してみたら、予想通りこちらのドライブも動かない。いくら新品状態の物とは言え、年数が年数なので中の部品は劣化していそう。
修理作業は2回目だし、前ほど苦労はしないだろうということで作業を始めたのでした。
奇跡のデッドストック品
今回修理するディスクシステムは20年以上前に購入。地方の町にあるおもちゃ屋さんにたまたま残っていた、奇跡のデッドストック品です。
外箱こそ多少の傷みはあるものの、箱の中身は全て当時のまま。説明書やチラシなどが全て当時のまま袋に入れられていました。
購入後に数回遊んだだけで大切に保管してあったのですが、やはり年数が経つとまともに動かなくなるんですよねぇ😅
同梱されている物をチラッとお見せしましょう。
取扱説明書はもちろん、懐かしすぎるディスクファックスを使ったネットワークシステムのチラシ、クリーニング用品の案内、愛用者カードなどなど。
そしてディスクシステム発売直後にリリースされたゲームのチラシが数枚と、ディスクシステムを紹介するマンガ小冊子もあります。
僕が最初に手に入れたディスクは、A面にスーパーマリオブラザーズ2・B面にバレーボールを入れたディスクカード。
そのしばらく後にはゼルダの伝説・リンクの冒険・ディープダンジョンなどなど、様々なゲームを遊びました。ディスクライターにはお世話になったなぁ😄
二度目の分解修理作業がスタート!
それでは修理作業に入りましょう!まずはドライブを取り外すためにケースをバラします。
ドライブを取り外すまでの流れに関しては前回と同じなので、詳しく見てみたいという方は先日の記事もご覧になってみてくださいね。
基本的にはプラスドライバーを使ってネジを外すだけなので簡単です。
最後にドライブに接続されているケーブルを外せば、ドライブ本体の取り外しは完了!
ここまでは誰でも簡単にできる作業です。一度も外したことのない一応新品のドライブなので、ケーブルそのものは少しキツく刺さっていました。
前回同様、ドライブの取り外しが終わりました。上に付いている黒いカバー部分も取り外した状態がこれです。ここまでは前回と同じですね♪
でも今回はベルト部分が破損しているので、ドライブの裏側部分も分解する必要があります。
ギア部分も外してベルトを交換!!
細かい手順はパスしますが、裏側のネジも1つずつ外していって基盤部分を立てかけ、最後に三角っぽい形のギアも外します。この取り外しはちょっとコツが必要ですがすぐにわかりました♪
ベルト交換前の写真はなぜか撮影に失敗していたため、ひとつも残っていませんでしたが、とにかくブツブツ切れていて一部は貼り付いてしまってひどい状態😭
ベルトの残骸を全て取り除いた後で、軸の部分にこびりついた黒いゴムベルトをキレイに剥がして拭き取ります。この作業が一番大変だった~💦
上の写真はベルト交換後の写真。このベルトを取り付ける際にもちょっとしたコツが必要で、不器用な自分には結構大変な作業でした。もうやり方がわかったので大丈夫ですけどね♪
なお、今回の作業を行う前にディスクシステム用のモビロンバンド10本組を用意しておきました。
アマゾンやオークションなどで簡単に安価で手に入るので、この作業をしてみようと考えている方は探してみて下さいね。
すぐにベルトが外れてしまう!
モビロンバンドを取り付け後、試しにクルクル歯車を回していると、徐々にモビロンバンドが上にズレていき、限界がくると外れてしまいました。
何度やっても外れてしまうので何か対処法はないものかと、またまたグーグル検索。
すると、ベルトを回すモーター部分の高さを調整してあげれば大丈夫だということが判明!
様々なやり方があるみたいですが、一番簡単なのは付箋紙やメモ紙などを適度な厚さに折り曲げてモーターの隙間に挟み込むという方法。
こうした後に再度クルクル回してみたら、さっきまでは簡単に外れてしまったモビロンバンドが全然外れなくなりました😆
ディスクシステムの中にはこういったベルトが外れやすいものもあるようなので、その時はモーター部分のネジを少し緩め、紙を挟んで高さを変えたら再びネジを締めるというやり方で大丈夫そう。
この高さ調整は結構微妙で、ほんの1ミリの差でベルトがうまく回らなかったりするので、面倒でも正しく動くまで微調整する必要があります。
ここまででベルト交換は終わったので、後は前回行ったかまぼこ型部品の向きなどを調整すればOK。
調整が終わったらドライブ上部の黒いカバーを元に戻し、ケーブルを繋げて動作テスト!!
知人から貰ったディスクの中にレアソフトが!
動作テストは完璧!手元にある自分のディスクカードは全て一発で正しく読み込んでくれました😆
さらに後日知人が、部屋を整理していたら出てきた中身がわからないというディスクカードを譲ってくれたので、そちらも試してみましたよ。
ラベルが剥がれていて何が入っているのかさっぱりなので、実際にそれを動かしてみました。
読み込みはもちろん正常終了。起動後のタイトル画面にはなんと!!
「オールナイトニッポン・スーパーマリオブラザーズ」の文字が!!
これってかなりレアなタイトルじゃないすかぁ~😆 まさかこれを遊ぶことができるとは♪
このゲームって片面ソフトのはず。ってことはB面には何入ってるんだろ。
B面を起動させてみると「スーパーマリオブラザーズ」のタイトル画面。
普通のスーパーマリオかな?と思ってスタートボタンを押してみると… マップが違う!
いきなり裏技を使わないと取り出せない1UPキノコがあったりします。
ネットを調べてみると、これは「トンカチマリオ」というもので、昔あった特殊なツールで作れるものらしい。
まるでバグ面のようなステージが次々登場、しかも難易度がかなり高い😅 これはもうスーパーマリオ2の比じゃないです。
でもちゃんとクリアする方法があるようなので、今度じっくり遊んでみたいと思います。
ということで、ディスクシステムの修理は無事完了!さらにレアなゲームまで手に入ったのは嬉しかったなぁ。譲ってくれた知人に今度お礼言っておかなきゃ♪
慣れてしまえばそんなに難しくない作業だったので、次にまたベルト絡みのエラーが出てしまったとしても普通に直せそうです😄
希望される方にはベルト交換作業を代行してあげてもいいかも♪
ディスクシステムが動かない原因の大半がこのベルト絡みか、ヘッド位置が狂ったことによる読み込みエラーのどちらかみたいです。
ちょっとした修理をするだけで長く遊ぶことができるので、貴重なディスクシステムをこれからも大切にしていきたいですね。
ではでは、これからもディスクシステムのゲームプレイ日記をどうぞお楽しみに!

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