無料で利用できる仮想環境再生ソフト「VMware Workstation Player」を利用して、過去の懐かしいOSをインストールしたらどうなるのかな~?という、実験企画の第3弾後編です♪
Windows NT Workstation 4.0のインストール作業、後半の様子をお送りしますよ☆
まずは管理者でログイン
これがインストール直後、管理者「Adminstrator」でログインしたときの画面です。このヒント表示も懐かしい~☆
インストール後、まず最初に行うのがサービスパックのセットアップです。今回インストールしたものは初期バージョンのため、全くサービスパックが当たっていない状態です。
Windows NT 4.0の場合、最終版はサービスパック6aなので、まずは前もって準備しておいたインストーラをメインPCから移動させ、それをNT側で実行します。
同意するにチェックをして、「後でアンインストールできるようにバックアップする」のチェックは外します。特に戻す必要がないので容量削減です。
あとはファイルの更新が終わるのを待つだけです。昔のPCでは時間のかかった作業も、とってもサクサク進んで気持ちがいいです♪
終了すると再起動するためのボタンが現れるので、ささっと再起動してしまいましょう。これでサービスパックのインストールは完了です。
VMware Toolsのインストール
再起動して再度ログインしたあと、VMwareのPlayerメニューボタンをクリックし、管理→VMware Toolsのインストールを選択します。
すると CDのISOイメージを読み込み始め、インストーラが起動します。
このウィンドウが出てきたら、まずは次へ進みます。
セットアップタイプの画面が出てきたら、標準が選択されていることを確認して、次へボタンをクリックします。
あとは数秒見ているだけでインストール完了。簡単ですね♪
最後、再起動確認のダイアログボックスが出るので、はいを選択して再起動しましょう。これで基本のインストールは全て完了となります。
再起動後、今まで16色しか出せなかった画面に変化が起きます。
解像度変更が可能に!
再起動直後の画面がこちら。後ろのロゴ画像にご注目!色がきれいになっていますよね。この段階で256色モードになっています。
まずは普通にログインしてみましょう。
無効なディスプレイ設定というメッセージが表示されます。解像度が合っていないためですね。
OKボタンをクリックし、後ろの解像度設定ウィンドウで新しい設定に変更します。
カラーパレットが「True Color」、解像度を「1024×768」にセットして、適用ボタンをクリックします。
バッチリ!画面が広く、しかも色がキレイになりましたね。
これでようやくまともに使うことのできる環境になりました。
ただ、このままではまだサウンド機能が利用できなくなっています。Sound Blaster Vibra の NT用ドライバを入手してインストールすれば、サウンド・MIDIなどの機能も使えるようになりますよ。
電源は自動で切れません☆
コントロールパネルとインターネットエクスプローラを開いてみました。
NTに標準で入っているIE、なんとVer.3という超古いバージョン☆すっごく久々に見ました。
試しにMSNを開こうとしてみたところ、ご覧のように表示すらできない状態。もはや使い物になりませんね。
最後、スタートメニューからシャットダウンを選択し、NTを終了させてみます。現在のPCなら自動で電源が落ちますが、NTは違います。
シャットダウン処理が全て終わった後、画面に「電源を切断しても安全です」と書かれたウィンドウが表示されます。
この状態で、自分で電源ボタンを押してPCを落とすしかありません。
今回は仮想PCなので、VMware Player ウィンドウの閉じるボタンを押して「パワーオフ」で大丈夫ですけどね。
次回はWindows 98♪
前後編に分けてお届けした、Windows NT Workstation 4.0。いかがでしたか?
Windows 95/98系とは違って、ほぼフリーズしない安定したOSとして、オフィスなどの事務処理やサーバなどに使われていることが多かったOSです。Windows NT Server という、サーバ用バージョンもあります。
次回は、NT系とは違う一般ユーザー用OSとして爆発的に普及した、Windows 98を紹介する予定です。
長くパソコンを使っていると、こういった古いOSのディスクがお宝のように眠っています。今後の展開もお楽しみに☆
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